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伊藤 玲阿奈(レオナ)指揮者

 

 
福岡県出身。祖父と母親が指揮者でユースオーケストラ(筑豊青少年交響楽団)を運営する家に生まれ、4歳よりピアノとヴァイオリンや音楽の基礎教育を受け、8歳でオーケストラ曲を作曲。高校卒業後、政治学の勉強のため渡米。ジョージ=ワシントン大学国際情勢学部を卒業後、音楽の道に進むことを決意。ジュリアード音楽院とマネス音楽院の夜間過程で指揮と作曲を学んだ後、クイーンズカレッジ(アロン=コープランド音楽院)のオーケストラ指揮科(修士号)を卒業。大学院生優等賞や賞金を卒業時に授与される。

 

在学中から認められ、20083月にはゴールドシュタイン劇場でのモーツアルトの「フィガロの結婚」のプロダクションにおいて、最終日に代役としてリハーサル無しで指揮者を務め、鮮烈なオペラデビューを飾る。それを契機に、同年6月にはカーネギーホールでコンサートを持つ機会を与えられ、成功を収める。その公演は「音楽の友」誌(2008年9月号)でも「三代目指揮者」として紹介され、「全プログラムすべて暗譜で指揮し、真摯な姿勢」と評価される。さらに、同年12月はリンカーンセンター(ブルーノ=ワルターホール)へも出演する栄誉を与えられる。

 

以来、ジュリアード音楽院などの音大生や卒業生を集めたプロ組織であるレオナ・イトウ・チャンバーオーケストラをニューヨークで主宰し、その活動は海外メディアにも取り上げられた。ロシア・ユダヤ系専門誌ブクハリアン・タイムスは200912月に「指揮者・伊藤玲阿奈」という特集記事を組み、そこにおいて批評家ラファエル・ネクターロフ氏が「伊藤玲阿奈氏は生まれながらの指揮者で才能と将来性に恵まれており、間違いなく近い将来に批評家や音楽愛好家は彼についての論評を始めることになろう。(原文ロシア語)」と絶賛している。

         

ヨーロッパでの演奏活動は、2005年にソフィア新交響楽団(ブルガリア)への客演を皮切りに、2011年よりクロアチアでザグレブシンフォニエッタを結成し音楽監督に就任。20128月には同国ロヴィニ音楽祭などに招聘され、アドリア海沿いの3都市3公演を行い、世界遺産であるエウフラシウス聖堂などで演奏。20133月には、日本・クロアチア国交樹立20周年記念コンサートをプロデュースし、ヨシポヴィチ同国大統領を表敬訪問、各国大使臨席のもとでモーツァルト「レクイエム」を演奏、拍手が10分以上続く盛況となった。

 

祖国・日本との関わりは少なかったが、20132月に行われた、東京大学音楽部合唱団コールアカデミーOBと現役によるカーネギーホール公演の指揮者に選ばれ、ケルビーニ「レクイエムニ短調」をレオナ・イトウ・チャンバーオーケストラと共に2000人を超える聴衆を前に演奏し、東大の合唱団からも大変な賞賛を得た。

 

指揮法を、ウローシュ・ライオヴィッツ(ウィーン音楽大学正教授)、ロッセン・ミラノフ(フィラデルフィア管弦楽団など)、ハロルド・ファーバーマン(ロンドン交響楽団など)、モーリス・ペレス(カンザスフィルハーモニーなど)、カール・セントクレア(シュトゥットガルト放送交響楽団など)らに師事。シェンカー派音楽理論をデイヴィット・ガンエイ(ニューヨーク市立大学)らに師事。